2023年5月12日

コラム

なぜ農業体験が必要なのか

ジャパンキッズでは、たくさんのジャンルの体験活動を、子どもたちが選べるようにしていきたいと思っています。
その第一弾として、まず僕たちは農業体験プログラムからスタートすることにしました。
なぜかと言うと、日本では農業に関する課題が山積みであり、それを解決するためには、体験を通じて、どんなことが課題になっているのかを知ってもらうことが必要だと思ったからです。

日本では食料自給率の低さが危惧されています。
不安定な世界情勢や、円安、世界的な人口増加で、今後ずっと海外からの輸入が安定することは、何の保証もありません。
スマート農業をはじめとするテクノロジーの進化はもちろんありますが、自然環境や健康に配慮し土作りから行う昔ながらの農業も見直され始めています。
しかし現状では、就農人口の7割以上が65歳以上を占めており、国内の耕作放棄地も増加しています。

潜在的には農業が向いている人、農業を楽しいと思える人はたくさんいたとしても、そもそも農業を体験したことがなければ、知りようがありません。
だから、全国の子どもたちに一度体験してみてほしいです。
その中で1%でも農業やりたい!という人が現れたら、就農人口問題が解決に向かうと思います。

将来の仕事の選択肢にならなくても、自分たちで作ってみることで、スーパーに並んでいるものが、どのように出来たのかを知るきっかけになり、そのことがフードロスの削減にも繋がるかもしれません。
人間は自然の恩恵を受けて生きていられるという、当たり前のことを再認識することで、自然環境のことを自分ごととして捉えられるかもしれません。
このように農業体験は様々な社会課題についても考えるきっかけにもなりますし、何よりも土に直接触れて、自分たちで育てたものを自分たちで食べるということは、とても楽しいです。

まだまだ、日本中の子どもたちに体験してもらうには、場が足りていません。
学びの場を提供して頂ける方、是非仲間になって下さい。

片山誠